メトネルのオススメのピアノ曲を紹介
目次
はじめに メトネルの作品の全容について
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メトネルの作品はジャンルが偏っているのが特徴で、
ピアノ独奏曲に関しては、ソナタが14曲と多く、また「 おとぎ話」という作品が多いのが特徴です。(ちなみに、 おとぎ話だけまとめた楽譜も出版されています。
それでは作品番号順に、いくつかオススメの作品を紹介したいと思います。
ピアノソナタ第1番 Op.5 ヘ短調
全4楽章、約30分と長いので、
おとぎ話 Op.20-1
おそらくメトネルの「おとぎ話」の代表格ではないでしょうか。
4つのおとぎ話 Op.26
夢想的な雰囲気の第1曲と、 軽快なパッセージが特徴の第2曲が私のオススメです。
3つの小品 Op.31
夭逝した同世代の作曲家、スタンチンスキーに捧げられた傑作。
第1曲「即興曲」が私のイチオシです。もはや、この曲を紹介するためにこの記事を書いたと言っても過言ではありません。変奏曲の形式で書かれた、
忘れられた調べ 第1集 Op.38, 第2集 Op.39, 第3集 Op.40
第1集から第3集までが連番で出版された重要な作品です。
イチオシは第1巻から第3曲「祝祭の踊り」です。
第1巻では第6曲「夕べの歌」もオススメです。叙情的で美しい曲です。
ちなみに、
ちなみに第3巻はあまり印象に残る作品ではありませんでしたが、5拍子や7拍子など変拍子の曲が多くて面白いので、 気になる方は調べてみてください。
6つのおとぎ話 Op.51
おとぎ話の中では最後に書かれた作品。 キャッチーで分かりやすい曲が多い曲集です。特にオススメなのは、第1曲と第3曲でしょうか。
第1曲は、メトネルらしい軽快さとスピード感のある作品で、個人的には「おとぎ話」というタイトルの通りの、物語性のようなものを感じる作品です。
イ長調で書かれた、優しく明るい雰囲気の第3曲も人気の作品で、単曲で演奏される機会も多いようです。
連打を多用して滑稽な雰囲気の第6曲も、
番外編 ヴァイオリンソナタ第3番 ホ短調 Op.57 「エピカ」
1曲だけピアノ独奏曲ではないものを。
私はピアノ独奏曲以外のことは全くわからないのですが、聴いてみて、なんとなく素敵な曲だな、と思ったので紹介しました。
ちなみに「エピカ」とは「叙事詩」という意味で、「おとぎ話」にも通じるような要素を感じました。
以上、「メトネルって名前は知ってるけど、何から聴けばいいんだろう?」という方の参考になれば幸いです。